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葉酸、カリウム、ビタミンCは痛風の改善にも効果的

葉酸、カリウム、ビタミンCは痛風の改善にも効果的

「葉酸」と聞いて最初に思い浮かぶのは、「妊娠中に必要」だと言うことでしょう。

2002年頃から、厚生労働省でも「妊娠中には普段よりも葉酸を摂取すること」を推奨しているほどです。

葉酸は胎児の正常な発育をサポートし、胎児の先天性障害リスクを減らす効果があると言われています。

ダウン症や神経閉鎖障害などのリスクを軽減するために、葉酸は必要不可欠な栄養素です。

このことばかりがピックアップされており、巷では「葉酸=妊娠中の女性が摂るもの」というイメージができあがってしまっています。

もちろん妊活中に必要不可欠であることに変わりはないのですが、「妊娠中の女性だけ」が必要だというのは間違いです。

実は、葉酸には「痛風」を改善する働きもあるんですよ。

ご存じでしたか?

ここでは、痛風と葉酸についてご紹介したいと思います。

痛風とはどんな病気?

痛風という病気を聞いたことはありますか?

名前は知っていても、詳しくは知らないという人もいると思うので、まずは簡単に痛風という病気を説明しましょう。

痛風とは、尿酸値が高いことが原因で起こる、関節炎のことをいいます。

多くの人が足の親指の付け根に痛みを感じるのですが、人によっては肘や膝が痛むこともあります。

痛風の痛みというのは、生半可なものではありません。

「激痛」というのがふさわしいほどの痛みです。

歩くことはおろか、痛みのある時には靴下を履くことすらままならないでしょう。

しかし、このような痛風の痛みは長くは続きません。

しばらくすると痛みは嘘のように引き、何事もなかったかのようになります。

だいたい、1週間くらいで徐々に痛みは引いていくことが多いです。

痛みが引いたからといって、「治った」わけではないんですよ。

多くの人は痛みが一時的なものであったことから、この時点で病院へ行くことは少ないです。

そして、忘れた頃にまたあの激痛が訪れる、というわけです。

痛みが訪れるまでの感覚は、日に日に短くなってくることが多いようです。

痛風は免疫疾患の1つで、尿酸の生成と排出のバランスが崩れることによって起こります。

なぜ、尿酸のバランスが崩れてしまうのでしょうか。

最大の原因は、「食生活の乱れ」です。

プリン体を多く含むものを食べ過ぎていると、尿酸値は上昇することが分かっています。

プリン体は、レバー、エビ、カニ、ビール、日本酒などに多く含まれています。

「お酒を飲む人が痛風になりやすい」と言われるのは、ビールや日本酒にプリン体が多く含まれているからでしょう。

痛風患者の大半は男性で、女性は少ないです。

これには女性ホルモンが影響しており、閉経する50歳以上になると女性も痛風になりやすくなるそうです。

痛風は食生活の乱れが原因であることから、糖尿病や高血圧と同じ「生活習慣病」の1つとして、最近では考えられているそうです。

痛風の治療は、痛みのある時には痛みを抑える薬が用いられます。

そして、基本的には「食事療法」が行われることになります。

食生活を改善しなければ、痛風が改善することはないからです。

痛風の食事療法

痛風の食事療法では、プリン体を多く含むものを減らすことと同時に、尿酸の排出を促すものを食べることが薦められます。

ここでは、「葉酸」「カリウム」「ビタミンC」の3つの栄養素に注目してみましょう。

葉酸は、尿酸の生成に使われる酵素「キサンチンオキシターゼ」の活性化を弱める働きがあります。

尿酸合成酵素の阻害、尿酸塩結晶の溶解などの働きから、「尿酸を作ることを抑制」することができます。

カリウムは、腎臓で尿酸のろ過を促します。

むくみの改善などにも、カリウムは必要不可欠ですよね。

塩分の摂りすぎによるむくみや血圧上昇を改善する働きもあります。

そしてビタミンCは、関節等に蓄積された尿酸を、腎臓に移動させる働きがあります。

痛みの元となる尿酸を、関節からろ過する腎臓へと移動させてくれるんですね。

ビタミンCの働きにより、尿酸が関節にとどまることなく、スムーズに代謝されるようになるのです。

では、葉酸、カリウム、ビタミンCはどんな食べ物に含まれているのでしょうか。

これら3つの栄養素は、主に野菜や果物に多いと言われています。

ほうれん草や小松菜、柑橘類、イチゴ、キウイフルーツなどは特におすすめです。

葉酸やビタミンCを豊富に含むだけでなく、これらはアルカリ性食品であるため、尿酸の排出を促すことができるのです。

まさに一石二鳥ですね!

葉酸やビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いという特徴があります。

なるべくなら、加熱調理をしないで食べられる果物から摂るのがいいと思います。

葉酸、カリウム、ビタミンCを摂ったからすぐに尿酸値が正常になる、ビールを飲んでも大丈夫、というわけではありません。

そんな万能薬など存在しませんので、痛風の改善は長い目で見ていく必要があります。

最近ではプリン体ゼロのビールや発泡酒なんかも売られていますから、健康のためにもそのようなお酒を飲むようにしてみてください。

つらい痛風の痛みを少しでも軽くするために、食生活の改善と、葉酸、カリウム、ビタミンCの摂取を心がけてみてくださいね。

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