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トマトやトマトジュースから葉酸は摂取できるか?

トマトやトマトジュースから葉酸は摂取できるか?

妊娠中はホルモンバランスの変化などから、食の好みも変化しやすい時期です。今まで好きだったものが急に嫌いになったり、逆に今まで食べなかったものが食べたくなったりするのは珍しいことではありません。

特に、つわりの時期には食べられるものと食べられないものとがハッキリ分かれる人も多いです。もちろん何が食べたい(食べられる)のかは、人それぞれ違います。

中でも多くの人が食べたくなるものが、トマトです。

ここでは、トマトに含まれる栄養素や、妊婦はトマトをどれだけ食べても問題ないのかなどについて、説明していきます。

トマトはリコピンや葉酸を含んでいる

トマトは好き嫌いがハッキリと分かれる野菜ですが、栄養価は高いです。健康効果も高いことで知られていますね。妊娠中にトマトを食べることは、栄養価の面でもおすすめなことだと言えるんですよ。

注目すべき栄養素の1つめは、リコピンです。

トマトといえばリコピンというくらい、トマトのリコピンは有名ですよね。リコピンは強い抗酸化作用を持つ成分で、血中の活性酵素を抑制する働きがあります。美容などでも強い味方となることでしょう。

また、リコピンは血糖値の上昇を抑制するという働きもあります。妊娠中は「妊娠糖尿病」になることもありますが、これはひどくなると入院して健康管理をすることにもなります。赤ちゃんへの影響も心配です。トマトは妊娠糖尿病を予防するためにも、おすすめの食品だといえるでしょう。

トマトをおすすめする2つめの栄養素は、妊娠中には摂取することが常識ともいえる葉酸です。葉酸は赤ちゃんの健康な成長には欠かせない栄養素ですよね。葉酸を摂ることで、赤ちゃんの先天性の障害リスクは70%も軽減することができると言われています。

先天性障害のリスクというのは妊娠初期の話ですが、貧血を予防したり赤ちゃんに十分な栄養を届けるという働きにも関わっています。

葉酸は赤血球を作る働きがありますから、血液量を増やすことで赤ちゃんへ栄養を届ける役割を担っているのです。トマトは、一般的なサイズのもので1個あたり45μgほどの葉酸を含んでいます。

葉酸は水溶性のビタミンであるため、熱に弱いという特徴があります。加熱調理をすることで大半が失われてしまうのですが、トマトなら生で食べることができますので、効率よく葉酸を摂取することができるんですよ。

ちなみに加工されたトマトジュースの場合、ものにもよりますが1本190mlで葉酸は30μgほどにまで減少してしまいます。

トマトはビタミンAが豊富だけどリスクはないの?

トマトのような緑黄色野菜には、多くのビタミンが含まれています。そのひとつがビタミンAです。

妊娠中の人なら、ビタミンAと聞いてピンときた人もいるでしょう。妊娠中にビタミンAを摂りすぎると、赤ちゃんの奇形リスクが高まるというのです。それなら妊娠中にトマトは食べないほうがいいのでは?と思う人もいるでしょう。

しかし、安心してください。赤ちゃんの奇形に関係しているのは動物性のビタミンA(レチノール)のことで、野菜などに含まれるビタミンA(βカロテン)のことではありません。

野菜のビタミンAは、体内で必要な分だけビタミンAとなり、不要な分は尿として排出されるのです。一方動物性のビタミンAは体内に蓄積されていきますので、摂りすぎには気を付けなければなりません。

つまり、トマトはいくら食べても奇形などの心配はないということ。安心して食べてくださいね。

妊娠中にトマトを食べるときの注意点3つ

トマトはビタミンAの過剰摂取の心配もなく、妊娠中に必要不可欠な葉酸も摂れる、まさに妊娠中にはおすすめの野菜です。そんなトマトですが、食べるときの注意点が3つほどありますのでご紹介します。

1つめは「塩分」の摂りすぎに気を付けるということ。

トマトそのものに塩分は含まれていませんが、トマトを食べるときのドレッシングには塩分が含まれています。トマトを食べるときに毎回ドレッシングを使っていると、塩分の摂りすぎになる可能性があります。

市販のトマトジュースも塩分や糖分がたっぷりと使われています。トマトジュースを買うときは無塩のものを選ぶか、自分でトマトをミキサーにかけて手作りすることをおすすめします。

2つめは「よく洗う」ということ。

トマトに限ってではありませんが、生野菜にはトキソプラズマという細菌が付着していることがあります。日本ではあまり聞きませんが、市販されているトマトにトキソプラズマがついていないとは限りません。

妊娠中は感染しやすいと言われていますから、しっかり洗ってから食べましょう。流水で洗えば、トキソプラズマは落とすことができますよ。

そして最後、3つめはトマトが「夏野菜である」ということにあります。

夏野菜は体を冷やす効果があると言われていますが、妊娠中に体を冷やすのはあまり良いことではありません。

ただ、具体的にどのくらい体を冷やす効果があるのかは分かっていません。スープなどにしてしまうと、葉酸を含むビタミン類は死滅してしまいますから、栄養素の面を考慮するならトマトは生で食べることをおすすめします。

水分が多いのでトイレは近くなることがありますが、冷えが気になる人はトマトは1日2個くらいまでにしておいたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

トマトは妊娠中には特におすすめの食べ物だということが分かったと思います。リコピンや葉酸を含み、妊娠中の健康管理にも欠かせないものだといえるでしょう。

比較的安価で、季節を問わず手に入るというところもポイントですね。妊娠中には注意点もいくつかありますが、トマトを食べるのは良いことだといえそうです。

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