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妊娠中はペンタサ錠を飲むべきではない

妊娠中はペンタサ錠を飲むべきではない

今、世の中にはたくさんの薬があります。日々医学も進んでいて、新薬の開発なども行われていますので、薬はさらに増えることでしょう。新しい薬がどんどん開発される一方、昔からある薬ももちろん今でも使われています。

「ペンタサ錠」という薬を知っていますか?

ペンタサ錠は、主に潰瘍性大腸炎やクローン病などの治療に用いられる薬になります。薬によっては飲み合わせに気を付けなければならないものや、重い副作用が生じるものなど、様々です。

さて、ペンタサ錠を処方されるとき、同時に葉酸の薬が処方されることがあります。なぜ、葉酸を一緒に服用しなければならないのでしょうか。その理由について、くわしく調べてみましょう。

ペンタサ錠とは?

ではまず、ペンタサ錠の基礎知識からまとめていきましょう。ペンタサ錠は杏林製薬株式会社から販売されている薬で、薬価は1錠あたり46.10円になります。

1錠あたり主成分メサラジンを250mg含んでおり、潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬として使われています。特に潰瘍性大腸炎に関しては、軽度から中度のものとは非常に相性がいいと言われているんですよ。

重度の場合を除いて、潰瘍性大腸炎の第一治療薬として定着しているといえるでしょう。他の薬と比べても副作用が少なく、安全に服用できるお薬です。

では続いて、ペンタサ錠の効果についてお話しします。ペンタサ錠は、炎症細胞から放出される活性酵素を消去し、ロイコトリエンの合成を抑制するという働きがあります。この働きにより、炎症の進展や組織の障害を抑制することができます。その結果、腹痛や血便を改善できる、というわけですね。

ペンタサ錠1錠には主成分であるメサラジンが250mg含まれているわけですが、潰瘍性大腸炎、クローン病それぞれの治療の際にはどのくらいの量を服用しなければならないのでしょうか。

もちろんこれは症状や病気の進行具合、そして医師の判断にもよりますので、一概に「こうだ!」と言えるものではありません。

あくまでも目安としてとらえておいてください。

潰瘍性大腸炎の場合は、1日主成分1,500mgを3回に分けて摂取(1回2錠×3回)

クローン病の場合は1日主成分1,500mg~3,000mgを3回に分けて摂取(1回2錠~4錠×3回)が基本となります。

さて、そんなペンタサ錠にはどのような副作用があるのでしょう。薬には、必ず効果と副作用があるものです。効果だけを得ることなどできません。身近なものでいうなら、風邪薬や鼻炎薬を飲むと眠くなることがありますよね?この「眠気」こそが、風邪薬や鼻炎薬の副作用なんですよ。

副作用は薬を飲んだ人全員に起こるとは限りません。どんな副作用が、どのくらいの強さで出るのかは誰にも分からないのです。ここで覚えておいてほしいのは、「効果だけの薬はあり得ない」のだということ。

どんな薬にも少なからず副作用は存在し、もしかすると副作用が強く出ることもあるのです。

ペンタサ錠の副作用には、下痢、下血、血便、腹痛、発疹、発熱といったものから、肝機能障害、肺機能障害、貧血など重篤なものまで含みます。

腹痛や血便を改善するための薬で、副作用として腹痛や血便があるなんておかしいと思うかもしれませんが、これは身体にとっての悪いものを外に出すために起こるものなので、決しておかしなことではありません。

薬が効いていないということはないので、安心してくださいね。どんな副作用がどのくらい現れるかは、薬を飲んでみるまで分かりません。自分の体調にしっかりと目を向けると同時に、どこかおかしなところはないかチェックしておくことも大切です。

ペンタサ錠は妊娠中に飲んでもいいのか

よく、「妊娠中は薬を飲んではいけない」といいます。

これは、薬の成分が胎盤を通過して赤ちゃんにまで届いてしまい、赤ちゃんに奇形などのリスクが生じる危険性があるからです。

しかし、すべての薬が赤ちゃんにリスクをもたらすわけではありません。もちろん妊娠中に薬は飲まないに越したことはありませんが、そうもいかないこともあるでしょう。

医師の指導のもとで「妊娠中でも問題ない」と判断されたものならば、しっかりと飲むようにしてください。それはなぜかというと、薬を飲まない状態のほうがリスクがあると判断された場合が多いからです。

では、ペンタサ錠に関してはどうなのでしょうか。ペンタサ錠は、基本的には「妊娠中には服用すべきでない」としていますが、やむを得ない場合には量を減らすなどして服用しても良いことになっています。

飲まなくてもすむ状況なら、妊娠中には飲まないほうが良い、ということですね。実は、ペンタサ錠は「葉酸の吸収を悪くする」働きがあるのではとの意見もある薬なのです。

妊娠中、特に妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんが先天性の障害や奇形を患うリスクが高まるというのは、今や常識とも言える話ですよね。

このリスクを軽減するために、厚生労働省も「妊婦の葉酸サプリ摂取」を勧めているわけです。このような理由から、万が一のことを考えて妊娠中はペンタサ錠を飲むべきではないとしているのでしょう。

まとめ

ペンタサ錠を飲むと「葉酸の吸収が悪くなる=葉酸欠乏になる」とのことから、ペンタサ錠と一緒に葉酸(フォリアミン)が処方されることもあるようです。

葉酸の欠乏は妊娠中だけでなく、普段でも骨髄障害などの重篤な症状をもたらすことがあるものです。

必ずペンタサ錠と葉酸がセットで処方されるとは限らないようですが、処方されたときには医師の指示通りに服用していきましょう。

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